自転車の歴史は1817年にドイツの森を管理していたドライス男爵が発明し、特許を取得したことから始まったと言われている(1)。その頃の自転車はペダルがまだ発明されておらず、2つの車輪を前後に並べ、その間にまたがって地面を蹴って走った。ハンドルで前輪の向きを変えることができ、バランスもとることができた。自転車の発明により早く移動することができるようになり、馬車に比べエサや蹄鉄が不要で経済的に早く移動できるようになった。この自転車は貴族階級の新しい遊びとして流行した。
その後、クランクやペダルが取りつけられたり、ゴムタイヤが採用されるなど構造の変遷を経るなどして日本に入ってきた。日本においては1870年に竹内寅次郎が自転車製造販売願に「自転車」と言葉が初めて記載されたことが記録として残っている。また、1896年には横浜・国府津間でロードレースが開催された。
1917年には国内において保有台数が100万台、1950年には1000万台を超えサイクリングが人気になるなど、日本において自転車は急速に拡大していった(表1)。
表1 自転車の歴史
注釈
(1)自転車博物館公式サイト, http://www.bikemuse.jp/knowledge/ (2021年4月1日閲覧)
引用参考文献
(1)自転車文化センター公式サイト http://cycle-info.bpaj.or.jp/ (2018年4月1日閲覧)
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