「みる」スポーツツーリストを引き付けるオリンピックやFIFAワールドカップのようなメガスポーツイベントは、スタジアムやアリーナが整備された大都市で開催されることが多く、山や海へでかけるレクリエーション志向の「する」スポーツツーリズムとは異なる。わが国では、MLBのイチロー選手、ブンデスリーガの香川真司選手、テニスの錦織圭選手のように海外で活躍するスポーツ・セレブ(有名選手)の数が増え、「みる」スポーツ市場がグローバル化するにつれ、海外でのスポーツ観戦ツアーに対する需要が増えている。例えば、2007年にACL(アジアチャンピンズリーグ)で優勝した浦和レッズの応援には、韓国での試合に4000人ものサポーターが乗り込んだ。国内ではプロフェッショナルスポーツでは、プロ野球やJリーグのアウェイゲームや、プロテニス、プロゴルフなどがある。アマチュアスポーツでは国民体育大会や全国高校野球大会、全国高校サッカー選手権大会などがある(表1)。
表1.「みる」スポーツツーリズムの種類
出典:林[2014]を改編
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